地域発信型映画「GANG AGE」
【企画概要】本作『GANG AGE』は、佐賀県唐津市を舞台に、地方で進む学校統廃合という現実に直面した子どもたちの葛藤と再生を描いた地域発信型映画です。主人公・本庄陽咲(小学5年生)は、両親の離婚を機に佐賀の港町に転校し、慣れない環境で心を閉ざしていましたが、紗希や梨杏との友情、母との関係の再構築を通して、陽咲は次第に「自分の居場所」を見出していきます。新学期、学校の閉鎖という現実に戸惑いながらも、陽咲たちは「大切なものを守る」ために行動を始めます。
【企画意図】地方都市における学校の統廃合は、少子化や地域の過疎化といった社会問題の象徴です。本作では、子どもたちの視点からこの問題に向き合い、彼らの純粋な感情や行動を通じて、地域社会の在り方や大人たちの責任を問いかけます。また、地域の風景や文化を映し出すことで、地方の魅力を再発見し、地域活性化の一助となることを目指します。
【本作の特徴】
◇地域密着型の制作:地元の子どもたちや団体の協力を得て、地域の魅力を最大限に活かした作品作りを行いました。
◇社会的テーマの扱い:学校統廃合という現実的な問題を取り上げ、子どもたちの視点から描くことで、鑑賞者に深い共感と考察を促します。
◇ターゲット:小中学生、保護者、教育関係者を主な対象とし、地域社会の未来を考えるきっかけを提供します。
◇音楽との融合:立川翼による主題歌「ゆびきり」は、作品のテーマとリンクし、物語のクライマックスを盛り上げ、鑑賞者の心を揺さぶります。
◇タイトル:仲間(GANG)と共に生きる子どもたちの時代(AGE)を象徴する言葉であり、彼らの絆と成長を描く本作のテーマを端的に表しています。
【完成後の展望】本作は、地域発信型映画として、九州での上映を皮切りに、全国の映画祭や学校、地域イベントでの上映を予定しています。また、教育現場での活用や、地域活性化の事例としての紹介も視野に入れています。
【スケジュール】
2025年2月:主題歌「ゆびきり」レコーディング
【INTRODUCTION】両親の離婚後、母の故郷である佐賀の港町に引っ越して来た少女、本庄陽咲は 学校に上手く馴染めず、家と学校を往復するだけの世界に孤独を感じていたが、声をかけてくれた紗希や梨杏との友情、母の愛情を胸に ゆっくりと成長をはじめる。
【STORY】新学期が始まり、5年生になった陽咲は紗希や梨杏と同じクラスになる。楽しい学校生活が始まったかのように思った矢先、学校では小学校の閉鎖と統合の話が持ち上がり、児童たちは戸惑いと不安を抱える。統廃合に関与している大人たちへの反発や、クラスメイトの不登校など、次々に起こる出来事に対して、ひとつずつ乗り越えながら成長していく子どもたちの姿を描く。
純粋無垢で繊細な性格の小学5年生。パスタが大好き。普段からおっとりしているが、本人的には天然ではなくマイペースなだけらしい。【3/29(土)完成披露上映・舞台挨拶登壇】
[助監督・新聞記者役]
中里ゆみ (YUMI NAKAZATO)
風上新聞の記者で、小学校閉鎖の件を調べる青嶋に協力する。普段は東京で俳優として活動しているが、監督経験がある事から本作の助監督を頼まれ、地元佐賀へ帰郷。キャストと監督の間に入り橋渡し役を務める。【3/29(土)完成披露上映・MC登壇】
主題歌「ゆびきり」
立川 翼 (TSUBASA TACHIKAWA)
儚くも優しく逞しい唯一無二の歌声は、聴く人の魂を震わせ、会場では涙するファンも多く見られる。また日常に寄り添う温もりのある楽曲は幅広い世代に受け入れられ、ライブ会場には老若男女幅広い世代のファンが集まる。2012年以降リリースした5枚のアルバムは手売りで合計1万5千枚以上を売り上げる。主題歌「ゆびきり」は3/29(土)の完成披露上映で初披露となる新曲。
◇主題歌「ゆびきり」:立川 翼
◇制作プロダクション:SAGA SHORT FILM
© 2025「GANG AGE」Film Partners
【情報掲載済みメディア】西日本新聞、佐賀新聞、福岡市文化芸術情報サイト「WEBアートリエ」、地域情報サイト「まいぷれ」、gooニュース、Yahoo!ニュース、とくなび福岡、福岡のニュース、ふくおかサポートねっと、アクロスおでかけナビ、Event News、ジモティー、他。
完成披露上映イベント
3月29日(土)に ふくふくプラザ(一階ホール・230席) にて開催した地域発信型映画「ギャングエイジ」を含む4作品の完成披露上映イベント【リージョンシネマフェス2025】では4作品の上映後、各作品の出演者や監督が ほぼ全員参加の舞台挨拶が開催された事もあって、200名超の方にご来場頂き、大盛況のうちに幕を閉じる事ができました。
ご来場頂いた皆様、作品関係者の皆様、イベントの開催にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。映画「ギャングエイジ」は福岡県での先行公開を皮切りに、原作の描かれた兵庫県などでの公開も予定しています。
鑑賞後レビューのご紹介
学校の統廃合、不登校、そして地方の未来。この映画が描いたのは、現実と向き合う子どもたちの声です。観た人たちは何を感じ、何に心を動かされたのか。年代も立場も異なる鑑賞者の声をお届けいたします。
■ 子どもたちの「リアル」を感じた声
「なんか、すごくリアルだった。セリフとかも自然だし、あー、こんな小学生いるな、って共感できた。」
― 10代・高校演劇部
「不登校の子にプリントを届けるところとか、自分の周りのことにも重なって…。ラストで下級生に声をかけるシーンが印象的でした。」
― 10代・中学生男子
「わたしはひなたちゃんががんばってるのを見て、自分も友だちを助けたいって思いました。」
― 小学生・11歳・女子
■ 教育・行政の現場からの声
「この映画は子どものためではなく、大人にこそ観てほしい映画。」
― 30代・市職員
「教育やまちづくりに関わる立場として、上映後に市民との意見交換の場を設けてもいいと感じました。」
― 行政関係者・50代
「授業でもぜひ使ってみたいと思いました。」
― 小学校教諭・30代
■ 親子で観た気づき
「終わってすぐ、娘が『うちの学校もなくなったらいやだ』と言ってきて…。娘と観れて本当に良かったです。」
― 保護者・40代
■ 地域の記憶として
「唐津の出身で、よく知っている場所が出てきて、懐かしさでいっぱいでした。」
― 60代・女性
「地域の子どもたちと関わるボランティアをしていますが、この映画には何度もうなずかされました。」
― 70代・男性
■ 演技・脚本・映像への感想
「演技が自然体で、まるでドキュメンタリーのようなリアリティ。」
― 20代・女性
「社会的な問題を正面から扱いながら、説教臭くならない脚本に拍手。」
― 20代・大学生
「地方に生きる子どもたちの今を真正面から捉えた、骨太な作品。」
― 30代・WEBディレクター
この映画を観て、あなたは何を感じましたか?あなたの声も、ぜひお寄せください。
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